頭を抱える女性

ご相談者様

年齢層:30歳代

性 別:女性

地 域:札幌市

傷病名:統合失調症

結 果:障害基礎年金2級(さかのぼりも2級)

 

簡単な病歴

幼少期から他者との関係を築くことが苦手で、一人でいることが多かった。

中学生になり他の女子生徒がグループを形成して行動するようになる中、孤立するようになった。

人間関係を上手く築けないことに悩み、気分が落ち込むようになったことから精神科に受診した。

当時の病名は「一過性の精神疾患」。

治療を継続する中で、幻聴や抑うつ感、不安感などの症状が徐々に表れたため「統合失調症」と診断された。

以降、学業継続が困難になったこと、就職後も就労が長続きがしないこと等、様々な支障があった。

現在まで治療を継続しているが、一度も症状に改善が見られたことはない。

 

ご相談から請求まで

ご本人様から、知人同伴でご相談を頂きました。

初回ヒアリングのみ対面で行わせて頂き、以降はメールでやりとりをしながら手続きを進めることになりました。

すぐに初診日証明の書類を取得。

20歳時点で受診していた医療機関、現在の医療機関にそれぞれ診断書の作成を依頼。

診断書を作成頂いている間に病歴就労状況等申立書を作成。

完成した診断書の情報から病歴就労状況等申立書に情報を補完した上で、年金事務所に提出しました。

 

相談から請求までに要した時間

初診日証明書類の作成期間(2週間)+ 診断書作成期間(1か月)+1週間程度でした。

 

請求の結果

請求日以降の障害基礎年金:2級(年額およそ78万円)

さかのぼり分の障害基礎年金:2級(およそ390万円)

 

この事例の特徴

当初、本事例は請求月以降の障害年金を請求する方法(事後重症請求)を検討していました。

しかし、調査をしてみると20歳になった日前後3か月の医療機関にカルテが残っていることが分かったため、さかのぼりの請求に変更することになりました。(事情を説明したところ、医療機関の方がカルテ庫を必死で探して下さりました。)

無事にさかのぼり分の受給も決まり、しっかり調査をすること、医療機関の方に事情をしっかりと伝えることの大切さを再実感した案件でした。

 

最後に

こちらの事例をお読みいただき、「自分の場合はどうだろうか?」と思われた方は是非一度、TAMA社労士事務所にご相談ください。

初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。

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執筆者プロフィール

玉置 伸哉(社会保険労務士)

1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。

アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。

札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。

2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。

2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。

障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。

北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。

また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。

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