精神遅滞/障害基礎年金2級/50代男性

本

ご相談者様

年齢層:50歳代

性 別:男性

地 域:札幌市

傷病名:精神遅滞

結 果:障害基礎年金2級

 

簡単な病歴

幼少期より落ち着きのないことを注意されることが多かった。

学校生活では、授業についていくことができず、テストの点数は常に低かった。

それでも、教師から好かれる性格であったため、高校、そして大学まで推薦で進学。

大学も友人のサポートを得ながら単位を取得し、無事に卒業した。

 

その後、食品配達や飲食店で仕事をしたが、どれも長続きしなかった。

どんな仕事をしてもうまくいかないことから、強い自責の念に苛まれたため、精神科に受診。

「うつ病」と診断された。

収入を得ることができず、他者の生活援助も必要であったことから、実家での生活を続けた。

 

50代になり、呼吸器疾患で入院することになった。

入院中、医師から知能検査を受けるように勧められ他院に店員。

受験したところ、「精神遅滞」と診断された。

現在は、病院でのカウンセリングとデイケアの利用をしながら、社会参加のための訓練を行っている。

 

ご相談から請求まで

ご本人様から電話でご相談を頂きました。

入院されていたこともあり、初めは郵送でやりとりを、その後は必要に応じ病室に訪問する形で手続きを進めました。

 

診断名が「精神遅滞」であることから出生日が初診日となったため、診断書を取得の上、病歴就労状況等申立書を整備して年金事務所に提出しました。

 

相談から請求までに要した時間

診断書作成期間(2か月)+3か月程度(これだけの時間がかかった理由は下の「この事例の特徴」欄に)でした。

 

請求の結果

障害基礎年金:2級(年額およそ78万円)

 

この事例の特徴

当初、うつ病での申請をしたいということで依頼を頂きました。しかし、現在50歳代で初診日は20歳代ということで、当時の受診を証明する記録が何も残っておらず、どのように初診日を証明しようかと苦慮をしていました。(初診日を証明できる記録探し等を含め3か月程を要しました。)

しかし、その後「精神遅滞」もあることが発覚し、出生日が初診日となり初診日の証明不要となったため、申請を行うことができるようになりました。

 

最後に

こちらの事例をお読みいただき、「自分の場合はどうだろうか?」と思われた方は是非一度、TAMA社労士事務所にご相談ください。

初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。

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執筆者プロフィール

玉置 伸哉(社会保険労務士)

1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。

アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。

札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。

2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。

2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。

障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。

北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。

また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。

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