病歴就労状況等申立書はどのように作ったら良いですか?

障害年金の申請を行うときに必ず提出しなければいけない書類に「病歴就労状況等申立書」があります。

※病歴就労状況等申立書の様式はこちらで確認できます。

 

この書類は請求者が自身の治療歴や生活歴、就労歴についてまとめる書類です。

どうやって書けばいいのか?

この書類の書き方についてのご質問をよく頂きます。

「どうやって書くの?」「何を書いたらいいかわからない…。」など。

 

まずは、病歴就労状況等申立書を確認してみましょう。

書き方について以下のように書かれています。

〇次の欄には障害の原因となった病気やけがについて、発病したときから現在までの経過を年月順に期間をあけずに記入してください。

〇受診していた期間は、通院期間、受診回数、入院期間、治療経過、医師から指示された事項、転医・受診中止の理由、日常生活状況、就労状況などを記入してください。

〇受診していなかった期間は、その理由、自覚症状の程度、日常生活状況、就労状況などについて具体的に記入してください。

〇健康診断などで障害の原因となった病気やけがについて指摘されたことも記入してください。

〇同一の医療機関を長期間受診していた場合、医療機関を長期間受診していなかった場合、発病から初診までが長期間の場合は、その期間を3年から5年ごとに区切って記入してください。

まず、「発病したときから現在までの経過を年月順に期間をあけずに」とあります。

図1

「期間をあけずに」とありますので、例えばA病院からB病院に転院した場合で、間に受診していない期間がある場合には以下のようになります。(図1参照)

 一段目にA病院の通院期間。

 二段目にA病院からB病院に行くまでの期間。

 三段目にB病院の通院期間。

 

図2

また、「その期間を3年から5年ごとに区切って」とありますので、一つの医療機関に6年以上かかっている場合には2段に区切る、11年以上かかっている場合には3段に区切る…といった形になります。(図2参照)

 

 

続いて、見ていきます。

受診していた期間は、通院期間、受診回数、入院期間、治療経過、医師から指示された事項、転医・受診中止の理由、日常生活状況、就労状況などを記入」

「受診していなかった期間は、その理由、自覚症状の程度、日常生活状況、就労状況などについて具体的に記入」

とあります。

 

受診していたのなら、以下のことなどを書きます。

・どこの病院にかかっていたか

・いつからいつまでかかっていたか

・どのくらいの回数受診したか

・その間に入院期間があったならいつからいつまでか

・どんな治療を受けて、経過はどうだったのか

・医師からどういう指示を受けたか

・なぜその病院にかかるのをやめたのか

・この間の生活状況はどんなだったか

・この間の就労状況はどんなだったか

受診していないのなら、以下の内容を書きます。

・受診していない理由

・自覚症状はどんなだったか

・この間の生活状況はどんなだったか

・この間の就労状況はどんなだったか

 

おそらくここが一番難しく感じる部分なのかな、と思います。

どのくらいの長さで書くべきなのか、どこまで詳しく書くべきなのか等々、悩んでしまう部分かと思います。

 

ここに関しては、答えはありません。

審査をする人に「病状や日常生活、就労における苦労等が正確に伝わる文章作り」が重要になります。

 

絶対に守ってほしいこと

病歴就労状況等申立書を作成する上で、絶対に守ってほしいことがあります。

それは「真実だけを書く」こと。

 

これは絶対に守ってほしいと思います。

 

最後に

病歴就労状況等申立書の書き方についてみてきました。

こちらの記事をお読みいただいた方で、「自分では作れない」「何度も直しているうちに時間だけが過ぎていく・・・」等のお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、障害年金専門のTAMA社労士事務所にご相談ください。

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