料金について〜何故この料金体系なのか?〜

はじめまして。社会保険労務士の玉置(たまおき)です。

この記事では、当事務所の料金体系について、どのような理由で設定したかについて、ご説明させて頂きたいと思います。

 

ちなみに当社の料金体系は、全国的に見ると平均的な料金体系です。北海道単独で見ると、ちょうど真ん中くらいの料金体系です。

(料金表はこちら)

着手金をいただく理由

着手金をいただく理由は簡単です。2つの「覚悟のため」です。

・社労士としてきちんと誠実にやりますという覚悟のため。

・もう一つは、お客様にも「最後まで諦めずにやる」と覚悟してもらうため。

 

過去、着手金無料で業務をやっていたことがあるのですが、何度か言われたことがあるんです。

「着手金がないっていうのは、うまく行きそうに無いと判断した時に、無責任に投げ出すための保険ですか?」と。

なので、着手金をもらったからにはきちんとやる、という覚悟を示す意味で着手金を設定しております。

 

また、着手金無料でやっていた頃は、途中で投げ出してしまうお客様が少なくなかったんです。

理由は「面倒になった」「どうでもよくなった」「タダだし、まぁいっか」…。

でも、きっと着手金を設定すれば「お金を払ったからには最後まで諦めないぞ」という覚悟を持っていただけるのではないか、と考えています。

 

着手金以外は、遠方への出張を伴わない限り旅費・日当等は頂きませんし、使途不明な事務手数料なども頂きません。

※着手金ゼロでも事務手数料を請求している事務所もあるようです。料金表はじっくり見ることをオススメします。

成功報酬2ヶ月分について

成功報酬の金額は次の3つの思いで決めました。

①どこよりも勉強することを約束するため。

②どこよりも手厚くサポートするため。

③赤字見え見えでもサポートできるようにするため。

 

それぞれについて詳しく書きます。

①どこよりも勉強することを約束するため。

障害年金の制度は、頻繁に法改正が行われます。

また、法改正がなくても、「審査において”なにか”が変わった気がする」という、この業務に携わっている人たちが感覚的に感じる変化もあります。(例えば、「就職をきっかけに支給停止になる人が増えた気がする」とか「〇〇という病名の方の申請が以前より通りやすくなった気がする」と言ったもの)

 

このような”変化”をきちんと把握しておかないと、せっかくご相談いただいたご相談者様の不利益につながりかねないと思います。

そのような事態を防ぐためにも、可能な限り、最新で正確な情報を得ておきたいとと考えています。

具体的な方法としては、東京の最前線でやっている社労士さんの勉強会に参加したり執筆された事例集の書籍を買ったり、社会保険審査会で行われる再審査請求の審問を見学することで審査の動向を探ったりすることが非常に重要になってくると思います。

 

しかし、この業務をやっている社会保険労務士は、社会保険労務士全体から見るとごく一部のため、(買う人が多くない)専門書は高価で、セミナー等もやはり高価…。

また、東京でのセミナー等の参加も(LCCが増え新幹線がつながって東京へのアクセスが便利になったとは言え)やはりそれなりの旅費がかかります。

 

それらを勘案した時にこの「年金の2ヶ月分」が最低限ゆずれないギリギリの金額と考えました。

お支払い頂く報酬の多くは勉強代に充てることをお約束します。

 

どこよりも手厚くサポートするため。(月に5件限定でお手伝いをしています。)

インターネットを使って、障害年金の申請サポートを行なっている社労士を探していただくと、札幌市内だけでも10件以上ヒットすると思います。

中には当センターよりも安い報酬で対応している事務所もあります。

 

私も、報酬を考える上で「もう少し安くても良いかもしれない」と考えました。

でも、例えば、報酬を「年金2ヶ月分」から「年金1ヶ月分」に変えた場合に、1ヶ月に何人のご相談を受ければ①で挙げた勉強代や事務所の維持費などなどを賄っていけるかを考えると、単純計算で2倍。

そうすると、ご相談者様お一人あたりのお手伝いに使える時間は単純計算で2分の1。

それではいけないと思ったんです。

 

だから、どこよりも丁寧に手厚くやることをお約束することで、「年金2ヶ月分」の報酬をお願いすることに決めました。

 

赤字見え見えでもサポートできるようにするため。

3つめの理由。意味がわからないと思います。

この理由、本当は書くべきかどうか迷ったんですが、書きます。

 

障害年金のお手続きのお手伝いをしていると、「年金2ヶ月分」の報酬をいただいても私たちの赤字になるのが目に見えてわかる方がいます。

例えば、難病でたくさんの医療機関を転々とし初診日確定が難しい方、ご自身の記憶がなく家族や通っていた学校の先生などの関係者へのインタビューが必要な方など。

 

でも、基本的に断ることはしません。

 

赤字覚悟でやります。

もちろん手も抜きません。

 

でも、正直、赤字はきつい。

 

なので、きっと赤字になるだろうなと思われるAさんのお手伝いをするときには、それ以前に受けたB様、C様からいただいた報酬を元手に動きます。

 

B様、C様からしたらひどい話に聞こえるかもしれない。

でも、A様の依頼を断るよりはずっといいと思ったのです。

 

ひどい話に聞こえるかもしれませんが、上記①で挙げた「勉強代」に使うのと一緒。そう考えてもらえるとありがたいです。

例えば、B様、C様から頂いた報酬で勉強会に参加 → その知識がAさんのお手続きで役に立つ、という感じでしょうか。

 

報酬を決めた理由、ご理解いただけたら幸いです。

 

 

初回(30分)相談は無料です。お気軽にご相談ください。

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