病院と薬

ご相談者様

年齢層:20歳代

性 別:男性

地 域:札幌市

傷病名:双極性感情障害

 

簡単な病歴

大学在学中、就職活動を積極的に行っていた。

20社ほどの面接を受け、どれも不採用。

就職が決まらないまま卒業間近になり、書類審査を通過した会社の面接を受けることに。

面接官の一言目が「大学卒業間近になって、1社も内定もらえてないって、君バカなの?」。

そこから30分程度、罵詈雑言を浴びせられて面接終了。

 

翌朝から、布団を出られなくなった。

後日、数日間学校に現れないことに気づき、心配した友人に連れられて、精神科に受診。

「うつ病」と診断される。

 

その後大学を卒業し実家に帰り、地元の医療機関で1年間の治療の末、「うつ病」を隠して就職。

しかし、「うつ病」を隠していることが会社にバレて、解雇される。

その後は実家に引きこもりがちになる。

症状が悪化を続け、そう状態も表れるようになり、「双極性感情障害」と病名が変更。

 

現在まで治療を継続している。

ご相談から請求まで

お母様からお電話で相談を頂きました。

ご来所いただき、治療歴や生活状況をヒアリングさせて頂きました。

その日は契約書・委任状をお持ち帰りいただき、ご本人様と相談して頂いた上で、後日ご契約を交わしました。

ご契約後、すぐに保険料納付要件が問題ないことを確認し、初診の証明書を医療機関に依頼。

この間に病歴就労状況等申立書を作成。

後日、初診の証明書類が届いたため、初診日の1年6ヶ月後にかかっていた医療機関と、現在かかっている医療機関に診断書の作成をそれぞれ依頼しました。

完成した診断書の情報から病歴就労状況等申立書に情報を肉付けした上で、年金事務所に提出しました。

相談から請求までに要した時間

初診の証明書類および診断書の作成期間(2か月)+1週間程度でした。

請求の結果

遡って障害基礎年金が認められ、以下の年金の受給が決まりました。

・遡った分の年金(2級/およそ160万円※2年分)

・請求日以降の年金(2級/年間およそ78万円)

 

この事例の特徴

大学在学中の初診であったため、最初にご相談を頂きました際には保険料納付要件が気になりましたが、ご両親がしっかりと学生納付特例の申請をなさっていたため、まったく問題ありませんでした。

免除制度や納付特例制度などを知らずに未納状態を続け、いざという時に障害年金の請求権が無いというケースもこれまでに何度か見てきています。

改めて、免除や納付特例などを含めて制度について発信していくことが重要だと感じた事例でした。

最後に

こちらの事例をお読みいただき、「自分の場合はどうだろうか?」「初診の医療機関がわからない。一緒に探して欲しい」と思われた方は是非一度、TAMA社労士事務所にご相談ください。

初回のご相談は無料です。

また、ご自身でお手続きすることにご不安を感じている方には、有料ではありますが、手続きをお手伝いする業務も行っております。

着手金1万円、医療機関に支払う診断書等の作成料(実費)、住民票等の取得料金(実費)以外はご相談者様が障害年金を受給できた場合のみ料金が発生する形になっています。

安心してご相談ください。

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執筆者プロフィール

玉置 伸哉(社会保険労務士)

1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。

アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。

札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。

2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。

2019年2月、北海道札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。

障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。

北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。

また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。

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