もくじ
ご相談者様
年齢層:40歳代
性 別:男性
地 域:札幌市内
傷病名:うつ病
結 果:障害基礎年2級
簡単な病歴
大学在学中、周囲が就職を決めていく中で自身は就職を決められないことに強い焦りを感じていた。
その後、就職を決められないまま大学卒業を迎え、アルバイトしながら就職活動を続けたが就職には繋がらなかった。
精神的に追い詰められ、人生を終わらせることを考えるようになった。
このままでは良くないと考え精神科に受診。「うつ病」と診断され治療を開始した。
以降、治療を継続しながら就労支援事業所利用や一般企業での障害者雇用就労等を経験したが、どれも長続きしなかった。
経済的に生活維持が難しくなりつつあったため障害年金の受給を検討され、相談室の紹介で当事務所にご相談を頂きました。
ご相談から請求まで
ご本人様にご来所頂き、治療歴や生活状況をお聞かせ頂きました。
「家族の支援なしに生活が成り立っている」というご本人のお話から、受給できるかどうか微妙なラインであると判断し、ご本人に正直に伝えました。
ご本人とご相談を重ねた結果、申請を進めることになりました。
初診医療機関に受診状況等証明書の作成を依頼。
受診状況等証明書が出来上がってきたタイミングで、現在の主治医療機関に診断書の作成を依頼。
診断書の完成を待つ間に、病歴就労状況等申立書を作成。
診断書が届いたタイミングで、書類一式を年金事務所に提出しました。
相談から請求までに要した時間
受診状況等証明書の作成危難(1.5カ月)
+
診断書の作成期間(1.5か月)
+
その他1週間程度
請求の結果
障害基礎年金2級と認められました。
(審査期間は約2か月でした。)
こちらの事例について
ご本人様と初めてお会いして生活状況をお聞かせ頂いた際、「生活の多くのことを自身で行っており家族からの支援は一切受けていない」とお聞かせ頂きました。
そのため、障害年金は傷病により生活や就労に支障が出ている方に支給されるものである旨を説明をし、受給できるかどうかはかなり微妙であるという判断をしました。
しかし、コミュニケーションを重ねていくうちに「実は…○○は父親にやってもらっている。」「実は…△△は兄弟にやってもらっている」という実態を話して頂けるようになり、私自身も少しずつ受給の可能性を感じられるようになっていきました。
生活実態をお聞きし、それらを医師に伝えるための手紙作りなどもお手伝いすることで、審査側に生活実態を的確に伝える書類を揃えることが出来たのではないかと感じています。
お客様とのコミュニケーションの大切さを再確認した事例でした。
うつ病の障害認定基準
うつ病を含む精神疾患での障害認定基準について記載したページはこちら
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運営者プロフィール 玉置 伸哉(社会保険労務士) 1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。 アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。 札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。 2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。 2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。 障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。 北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。 また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。 詳しいプロフィールはこちら |