もくじ
ご相談者様
年齢層:50歳代
性 別:女性
地 域:札幌市
傷病名:変形性膝関節症(人工関節置換)
結 果:障害厚生年金3級(さかのぼりも3級)
簡単な病歴
40代頃から介護職に転職。利用者の入浴介護を行っている際に左ひざに強い痛みを感じるようになったが、多忙であったため医療機関にはかからなかった。
5年程我慢していたが、歩行に難を感じたため整形外科に受診。すぐに人工関節置換術を行うように提案されたが、多忙のため手術に伴う入院が難しかったことから手術は受けず、服薬により痛みを緩和する方法を選択した。
しかし、半年後には限界を迎えたため、仕事を休み人工膝関節置換術を受けた。
翌年には、左ひざをかばうために酷使した右ひざも人工関節置換術を受けることになった。
ご相談から請求まで
ご本人様から電話でご相談いただきました。
歩行のリハビリを継続中であったためご来所は頂かず、電話と郵送により手続きを進めました。
さかのぼって請求をするため、以下2枚の診断書を取得。
①左ひざの人工関節置換術を受けた日の診断書
②現在の診断書(請求日以前3か月以内のもの)
この間に並行して、病歴就労状況等申立書を作成。
書類がそろってすぐ、年金事務所に請求書類を提出しました。
相談から受給までに要した時間
診断書等作成期間1か月+2週間程度。
請求の結果
裁定請求の結果障害厚生年金3級と認められ、年間およそ60万円の受給が決まりました。
また、さかのぼり分に関しても障害厚生年金3級が認められ、およそ60万円を一括で受給することができました。
この事例の特徴
人工関節置換術を初診日から1年6カ月経過する前に受けた場合、置換術を受けた日が認定日(障害年金を請求できるようになる日)となります。
本件の場合、初診から6か月後に人工関節置換術を受けたため、その日を認定日としてさかのぼりの請求を行い、無事に認められました。
障害年金の受給が決定した後、ご本人様が「こんなに歩行が楽になって、そのうえ年金までもらえるなら、5年も我慢せずにもっと早く人工関節置換術を受ければよかった…」と悔しそうにおっしゃっていたことを今でも時々思い出します。
最後に
こちらの事例をお読みいただき、「自分の場合はどうだろうか?」と思われた方は是非一度、TAMA社労士事務所にご相談ください。
ご体調に合わせて、郵送とメール(ときどき電話)でのやりとりのみで、手続きを代行することも可能です。
初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。
初回の相談は無料です。お気軽にご相談ください。 |
執筆者プロフィール 玉置 伸哉(社会保険労務士) 1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。 アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。 札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。 2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。 2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。 障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。 北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。 また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。 詳しいプロフィールはこちら |