生きづらさご相談者様

年齢層:60歳代

性 別:女性

地 域:札幌市

傷病名:うつ病、ADHD

簡単な病歴

幼少期より落ち着きがなく、集中力にかける面があった。

計算が苦手で、算数・数学でケアレスミスをすることが多く、教師から指摘されることも頻繁にあった。

18歳で就職して以降も、ケアレスミスが多く、上司から叱責される機会も多かった。

色々な仕事を経験したが、どのような仕事をしてもケアレスミスが多いため、長続きしなかった。

40代になった頃、福祉関係の仕事をする知り合いから発達障害の検査を勧められ、検査を受けたところ「ADHD」と診断された。

以降も、生活のために色々な仕事を経験するもケアレスミスが多く、叱責されることが多かった。

そんな日々の中で精神的な負担が募っていき、不眠や抑うつの症状が出たため精神科に受診。「うつ病」と診断された。

現在まで治療を継続しているが症状は悪化を続けており、生活には家族のサポートが不可欠で、仕事もできない状態となっている。

ご相談から請求まで

ご家族様よりご相談を頂きました。

まずは、ADHDとうつ病の間の因果関係についてご家族様から医師に確認をしていただきました。

「因果関係あり」という回答をいただいたため、ADHDの診断をされた医療機関探しを開始。

ほどなく過去の日記から医療機関が判明。

20年ほどの時間が経過していましたが、カルテが保管されており、無事に初診日を証明してもらうことができました。

その後、現在の主治医に診断書の作成を依頼。

診断書作成期間中に、病歴就労状況等申立書を作成。

うつ病とその原因となったADHDによる生活上の支障を文章にまとめて添付しました。

 

診断書の完成後すぐに、年金事務所に請求書類を提出しました。

相談から請求までに要した時間

診断書作成期間(1か月)+2週間程度でした。

 

請求の結果

障害基礎年金2級と認められ、年間およそ80万円の受給が決まりました。

 

この事例の特徴

ネックとなったのは、20年ほど前に診断されたADHDとの相当因果関係でした。

この因果関係がもしも無しの場合、うつ病の初診日の時点では年金保険料の納付要件を満たしておらず、請求ができないという結果になっていました。

医師に確認をして、因果関係が認められるとご判断いただいたことで、無事に請求をすることができました。

 

最後に

こちらの事例をお読みいただき、「自分の場合はどうだろうか?」と思われた方は是非一度、TAMA社労士事務所にご相談ください。

ご体調に合わせて、郵送とメール(ときどき電話)でのやりとりのみで、手続きを代行することも可能です。

初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。

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執筆者プロフィール

玉置 伸哉(社会保険労務士)

1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。

アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。

札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。

2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。

2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。

障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。

北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。

また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。

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