ご相談者様

年齢層:40歳代

性 別:女性

地 域:北海道内

傷病名:統合失調症

結 果:障害基礎年2級

簡単な病歴

高校生から幻聴が聞こえるようになったが、一時的なものと考えて医療機関には受診しなかった。

その後、社会人となり幻聴が聞こえる頻度は徐々に増えていき、リストカットや誰もいない方向に向かって謝り続けるといった行動を止められなくなった。

心配に思った母親が精神科に受診させたところ、「統合失調症」と診断された。

治療を開始したが、幻聴や被害妄想、拒食などの症状が消えることは無かった。

いくつかの職歴はあるものの、全て幻聴等の影響で短期間で退職を余儀なくされた。

現在も幻聴などの影響により一日中ふとんの中で生活を送っており、身の周りのことはすべて母親に頼っている。

母親が支援機関から障害年金のことを聞き、当事務所にご相談下さいました。

ご相談から請求まで

お母様とお電話をし、これまでの治療歴などをお聞かせ頂き、手続きサポートをご依頼頂きました。

早速、道外の医療機関に初診日証明のための受診状況等証明書の作成を依頼。

完成した書類で初診日を確認したところ、遡りの申請が可能なことが分かったため、初診の医療機関に改めて診断書(遡りの分)の作成を依頼。

同時に、現在受診中の医療機関にも診断書(現在分)の作成を依頼。

医療機関の書類を待つ間に、病歴就労状況等申立書を作成。

診断書が届いたタイミングで、書類一式を年金事務所に提出しました。

相談から請求までに要した時間

初診の証明書類の作成期間(1週間)

  +

診断書の作成期間(1.5か月)

  +

その他1週間程度

請求の結果

障害基礎年金2級(遡りも2級)と認められました。

(審査期間は約4か月でした。)

こちらの事例について

今回、初診日から20年以上が経ってから手続きを行う形になりました。

しかし、今回遡りが認められたということは、本来20年ほど前に手続きを行っていれば、その当時から障害年金を受給できていた可能性があるということになります。

当時請求をしなかった理由として「障害年金という制度を知らなかったので申請していなかった」というふうにお母様からお聞きしました。

この「知らなかった」が理由で受給が遅れてしまったり、受給できなくなってしまったりといったケースを減らせるように、障害年金を知ってもらうための活動をもっと頑張ろうと感じた事例でした。

障害年金に関するご相談・申請代行を承っております。

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運営者プロフィール

玉置 伸哉(社会保険労務士)

1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。

アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。

札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。

2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。

2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。

障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。

北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。

また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。

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