てんかんで障害基礎年金2級に該当した事例

ご相談者様

年齢層:40歳代

性 別:女性

地 域:札幌市

傷病名:てんかん

結 果:障害基礎年2級

簡単な病歴

中学生の頃、自宅で意識を消失する発作が起きた。病院で検査を受けたところ「てんかん」の診断を受けた。

抗てんかん薬での治療を継続し、20代半ばまでは発作を抑え込むことが出来ていた。

しかし、20代後半頃から意識を失って転倒する発作が週に2~3回起こるようになったため、効き目の強い薬を服用して発作を抑えながら生活を送った。

それでも発作は治まることなく、年々その回数は増えていった。

現在は、1日に1~3回程度の意識を消失する発作が起こり、そのまま転倒してしまうことも頻繁にある。

いつ起こるかわからないてんかん発作に怯えながらの生活を継続している。

ご相談から請求まで

インターネットで当事務所を知って頂き、ご来所されました。

初診日から長い年月が過ぎており、すでに初診の医療機関が廃院していたため、初診日証明に苦慮されていました。

ですが、幸運なことに2番目に受診した医療機関に、初診医療機関からの紹介状が保管されていることが判明。初診日証明の書類の作成と紹介状のコピーを発行して頂きました。

その後、現在通院中の医療機関に診断書の作成を依頼。

作成して頂いている間に、メールでのやりとりで病歴就労状況等申立書を作成。

診断書が出来上がったタイミングで、書類一式を年金事務所に提出しました。

相談から請求までに要した時間

初診の証明書類の作成期間(2週間)

  +

診断書の作成期間(1か月)

  +

その他1週間程度

請求の結果

障害基礎年金2級と認められ、子の加算を含めて年間およそ100万円の受給が決まりました。

(審査期間は約2か月でした。)

こちらの事例について

てんかんの発作が出て初めて医療機関に受診してから30年近い年月が経過していました。

初診医療機関はすでに廃院しており、当時の診察券や領収書等の初診日証明の代わりになるものは何も残っていませんでした。

しかし、幸運なことに、2つ目の医療機関に初診医療機関からの紹介状が残っており、初診日がはっきりと記載されていました。

これにより初診日を証明することができ、無事に障害年金の受給に繋がりました。

 

発作の回数も非常に多く、意識を失って転倒してしまうような危険な発作も頻繁に表れている状態でしたので、無事に障害年金の受給が決まり、本当に安心しました。

最後に

こちらの事例のように初診日の証明でお困りの方は少なくないと思います。

もしあなたが今、初診日でお困りでしたらぜひ一度お声がけください。

必ずなんとかします、とは言えませんが、方法を探すお手伝いをさせて頂けたら幸いです。

初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。

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執筆者プロフィール

玉置 伸哉(社会保険労務士)

1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。

アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。

札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。

2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。

2019年2月、札幌市中央区でTAMA社労士事務所を開業。

障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。

北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。

また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。

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