もくじ
ご相談者様
年齢層:60歳代
性 別:男性
地 域:札幌市
傷病名:慢性腎不全(人工透析施行中)
結 果:障害厚生年金2級
簡単な病歴
60代を迎えた頃のある日、血尿が出るようになったため泌尿器科に受診。
腎不全の疑いが見つかったため、専門の医療機関に受診するように勧められた。
専門の医療機関に受診し「慢性腎不全」と診断され、インスリンによる治療を開始。
数年間、インスリン治療を継続したが、腎機能に限界を迎えたため、人工透析を開始。
現在も週3回の人工透析を継続している。
ご相談から請求まで
ご本人様からご依頼を頂きました。
すぐに血尿で受診した医療機関から初診日証明を取得。
その後、現在受診している医療機関に診断書の作成を依頼しました。
診断書を作成頂いている間に、病歴就労状況等申立書を作成。
後日、診断書が届いたタイミングで、申請書類一式を年金事務所に提出しました。
相談から請求までに要した時間
初診日の証明作成期間(1か月)+診断書作成期間(3週間)+3日程度でした。
請求の結果
無事に障害厚生年金2級と認められ、年間およそ140万円の受給が決まりました。
この事例について
こちらの事例の方は、初診日が5年以内と割と近い時期にあったため、すんなりと受給に繋げることが出来ました。
しかしながら、人工透析をなさっている方の多くが、人工透析と関連する傷病(例えば、糖尿病)で初めて医療機関に受診した日が古く、初診日の証明で苦戦を強いられます。
医療機関から初診日証明の書類が取れない場合には、自身で当時の領収書や診察券から初診日を証明する方法もありますが、これらの書類がお手元に残っていることは少なく、残っていても証明書類としては意味をなさない場合も多くあります。
初診日証明ができずに申請を諦めてしまう方も少なくないのが、人工透析での申請の特徴です。
将来的に人工透析につながるような傷病で現在治療中の方には、早めに初診日を特定すること、可能であれば初診日証明の書類を取得して置くことをお薦め致します。
最後に
こちらの事例をお読みいただき、「初診日がわからない…」といったお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、TAMA社労士事務所にご相談ください。
ご体調に合わせて、郵送とメール(ときどき電話)でのやりとりのみで、手続きを代行することも可能です。
障害年金に関する初回相談は無料です。お気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール 玉置 伸哉(社会保険労務士) 1982年生。八雲町生まれ旭川市育ちの生粋の道産子。 アルバイト時代の仲間が、就職した会社でパワハラ・セクハラ・給与未払いなどの仕打ちを受けた挙句に身体を壊したことをきっかけに社会保険労務士を目指す。 札幌市内の社会保険労務士事務所で7年間従事、うち6年間を障害年金の相談専門の職員として経験を積み2018年4月に退職。 2018年8月に社労士試験を受験(6回目)し、同年11月に合格。 2019年2月、札幌市中央区で障害年金専門の社労士事務所・TAMA社労士事務所を開業。 障害年金に特化した社会保険労務士として、障害年金請求のサポートを日々行っております。 北海道内全域を対応地域としておりますので、お気軽にご相談いただきましたらうれしいです。 また、就労支援事業所様等において「30分でざっくり覚える障害年金講座」「障害年金出張相談会」を積極的に行っています。 詳しいプロフィールはこちら |